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プロと素人の歌声は何が違うのか

違いを知りたい人への一意見






 今回はこんな人のための記事です。


・プロシンガーのすごさがよくわからない人

・歌唱力の基準がよくわからない人

・うまいアマチュアで十分じゃね?って人




 こんにちは、北区ボーカル研究会です。今回もよろしくお願いします。


 世はデジタル時代。プロでも歌声はピッチ修正をされネットではプロ級にうまいシンガーがチラホラ、プロとアマチュアの差って感じにくい時代です。


 それに伴い以前ほどプロの歌手に注目が集まらなくなってきました。「ニコニコ歌い手やカラオケバトラーの方が歌がうまいのでは?」と思ってしまう人も増えたでしょう。


 今回はそんなプロと素人の歌声は何が違うのか、それを考えていきます。まぁプロもみんなが正統派・実力派ってわけじゃないんだけどね。


 ちょっとでも歌を学ぶ人やプロ志望の方の参考になればと思います。


 ユーチューブでは歌い方解説もしております、よければチャンネル登録よろしくお願いいたします。





最初にまとめ

 ・プロと素人では「引きずり込む力」が違う

 ・音色に対するこだわりが違う

 ・音程の甘さは素人っぽく聴こえる

 ・「薄めた徳永英明みたい」



1、引きずり込む力




 こちらクイーンのライブ映像なのですが、フレディ・マーキュリー氏の声に煽られて観客も大きな声で応えています。素人でも音程正しく歌える人はいますが、歌やMCでリスナーを煽れる人はほとんどいないと思います。


 たとえばリズムに合わせて「・・ハイッ!・・ハイッ!・・ハイッ!」と掛け声を出すだけで観客をノせることができたりする。多くの人は歌のうまさよりそっちに注意が向くわけです。


 この引きずり込む力はプロと素人の大きな違いではないでしょうか。「惹きつける」じゃなくて「引きずり込む」んです。


 掛け声が得意じゃない歌手でも、その歌声自体に引きずり込む力があれば同じことです。リズムに限らずその場のムードに引きずり込む力がある。


 抑揚とか表現力とか、言い方は色々ありますが使える手段はすべて使う。大人げないくらい全力でその魂胆を伝えるわけ。


 で、その力が何なのかというと声の音色とエネルギーだと思います。エネルギーがあり倍音の広がりがあると、濃くて体に響く声になるためその印象に強く影響されてしまうわけです。


 こちらは倍音グラフ。(『雀巽の日記帳』から)
https://necojackarc.hatenablog.com/entry/2016/08/06/124243


 音楽プロデューサーは歌手がただ気持ちよく歌いたいだけなのか、リスナーを全力で引きずり込もうとしているのかはすぐ見抜いてしまいます。うまいかどうかより心理に影響を与えるか。


 カッコいい、気持ちいい、美しいなどなど。


 だから、ただ上手に歌える歌手には見向きもせず粗くても本気で歌っているシンガーに可能性を見出すんじゃないかなと思います。


 歌声の倍音についてはこちらでも解説しております。
倍音の歌手まとめ

2、音色と音程のバランス




 上の、エネルギーや倍音の話とも重なりますが芸術として歌う場合、音程が合っていればそれで百点ってことにはならないわけです。


 カラオケ採点では同じ音程になっていても、強い声と弱い声ではその印象がまったく違うのは当たり前のこと。プロは音程だけでなく心理的影響にもアプローチしているってことですね。


 その結果プロの歌声って好き嫌いが別れやすく、どれだけ「金を払ってでも聴きたいファン」を増やせるかが勝負です。


 また、カラオケバトルを見てる人は気付くでしょうが、カラオケ採点って半音の25分の1に納まっていればOKなのでちょいちょいズレます。もちろん100点出すのはすごいんだけどね。


 しかし次の動画で見るように、人間の耳は半音の100分の1ズレてても違いを感じ取ってしまいます。




 人間の耳を相手にする以上、歌で心理的な影響を与えたいならこのレベルの精度が必要な場面が出てくるわけです。一曲通して100点はいらなくとも、サビのキメ所ではちょっとのズレでスベっちゃう。


 失敗もあるけど、そんなプレッシャーの中で2時間のライブをしたりレコーディングしたりするのがプロってことです。リスナーに響く音色と音程のバランスを保ちながら、瞬間的には大変な集中力が必要。


 それは覚悟のせいか経験のせいか、よくわかりませんがそこも素人とプロの大きな違いかと思います。


 ピッチに関してはこちらでも解説しています。
関連:ピッチ・音程を外しちゃイカンのか?

素人っぽい特徴として



 逆に、素人っぽく聴こえる特徴ってどんなものか。


 ・音程やリズムが大きく外れる

 ・声にエネルギーがなく存在感が薄い


 このサイトでは「悪い例として素人の動画を使わない」と決めているので文章だけで説明しますね。


 私もそうでしたが、最初は歌声を「印象」でしか聴くことができず音程が外れてることに気付きません。しかし不快感はあるのでその原因を声質や表現力のせいだと思ってしまう。


 ですが音感の良い人には外れてるのがハッキリわかります。ビブラートをしないとか棒読みっぽいのは個性で済みますが、音程が大きく外れるのは素人っぽく聴こえるわけです。


 歌を長く続けると声が出て手慣れた感じになってきますが、どれだけビブラートしても高い声がでても、明らかに音程が外れてたりすると「プロ経験はないんだな」とわかります。


 楽器と違って歌は自分で音を合わせるので、その人の音感の精度はそのまま出てしまいます。「合ってるかわからないけど合ってる」なんてことはないのです。


 でも精度の高い音感や発声って専門能力なのでそれは仕方ない、仮に音程が合っていてもエネルギーがないと「薄めた徳永英明みたい」なんて言われてしまいます。


 で、声にエネルギーがなく存在感が薄い。これは素人や芸人のモノマネを聴けばわかると思いますが、声質が似ていても声にエネルギーがないと薄めた感じになっちゃうわけです。


 仮にそれがプロだったとしても、薄い歌声は自分の声と向き合っていないか全力で引きずり込もうとしていないかのどちらか。なので素人っぽいなと思ってしまうのです。


 ただ、プロっぽい声が絶対良いわけでもないですよね、声が強くなることで素朴さのようなものは無くなってしまう。完璧な声ってないですし、うまくなることで失うものもあるのです。


 YouTubeでも学生の「歌ってみた」がブレイクすることがありますが、アマチュアにはアマチュアの良さがあるってわけなのです。


 高校野球みたいなもんですね。

main

 というわけで「プロと素人の歌声は何が違うのか」でした。


 ここで扱った声のエネルギーに関してはこちらでも解説しています。
関連:歌がうまくなるとはなんだろう


 この記事を書くにあたって、「素人=初心者」として扱うか「素人=ハイアマチュア」として扱うか迷いましたが結局、どっちも扱いました。


 今はハイアマチュアが増えたと言われる時代ですがプロというのもやっぱりすごい人たちです。今回は歌声だけに注目しましたがライブの段取りや新曲の歌い方など、考えることってたくさんあるのです。


 芸術って生存には必須ではないし、もう過去の作品がいくらでもあります。しかしだからこそ私たちを楽しませるために人生を賭けている人たちに敬意を払いたいなと思います。


 この記事がプロやハイアマチュアを目指す人の参考になれば幸いです。「歌がうまくなるためのガイドライン」という記事もあるので興味があればぜひ。

関連:歌がうまくなるためのガイドライン



まとめ

 ・プロと素人では「引きずり込む力」が違う

 ・音色に対するこだわりが違う

 ・音程の甘さは素人っぽく聴こえる

 ・「薄めた徳永英明みたい」





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