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ピッチ修正とボーカルエフェクト

CD音源は工夫の結晶、原曲キーにはこだわらないで



 こんにちわ、北区ボーカル研究会です。今回もよろしくお願いいたします。


 ボーカル研究をするうえで一応知っておいてほしいことがあります、レコーディングの仕方とピッチ調整をふくめたアレンジについてです。  CDなどを聴いていると、プロボーカルの安定した歌唱力や声の美しさ力強さに舌を巻くことがあると思います、特にカラオケなどで自分の録音した歌とくらべるとその差を実感せざるを得ません。しかし売り物の音源の歌声がすばらしいのにもちゃんと理由があることを知っていただきたいのです。レコーディング経験のある方はご存知かと思いますが、まず、歌を録音した際にそれが一発でOKとなることはあまりないと考えていいと思います。

 なぜなら曲のキーというのはシンガーの歌唱音域をギリギリまで使う高さに定めることが多いため、実際にはピッチを安定させて歌いきることは難しいです。なのでうまくいかなかったパートは部分的に録り直して切ったり貼ったりするわけです。

 1985年のコーラス録音の動画がありましたが、仕事として録音する場合メロディとピッチの確認はかなり厳密。この動画では初見の曲でしたが、こうやって録音した音源とライブやカラオケのクオリティが違うのは当然と考えましょう。




 制作の方々は伴奏や歌の録音が終わると今度は商品を魅力的にするため、歌声にエコーやリバーブといったボーカルエフェクトを始め、本人やコーラスの声を重ねたりして声の弱いところや盛り上がりどころに装飾していきます。それと声の余分な倍音をカットすることもできるので芯のあるスッキリした声ができあがり、これも歌を魅力的にする要因です。最後に、イコライジングや楽器演奏との音量バランスを調整して完成です。

 さらっと書いていますが、レコーディングにしろその後の調整にしろシンガーやエンジニアさんが何時間、何日もかけて作り上げていくものです。ただ一回歌って終わりであればアルバム一枚につき、シンガーの仕事は一時間ほどでおわりですが、実際にはミスと試行錯誤により時間がかかっているのです。


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 そうして出来あがった録音データも、1997年の『Auto Tune』というピッチ調整ソフトが登場して以来は、コンピューターで電気的に音程の補正をすることが多くなりました。アイドルや俳優さんがCDだとやたら歌がうまいのもその影響です。

 ではピッチ修正の前と後を並べて聴いてみましょう。私には高いキーですが一生懸命歌っています。


 修正が入るとメロディがすっきりするのですが、微妙な抑揚もなくなってしまって平坦な印象です。逆に修正なしだとピッチのミスもありますが、細かい遊びや個性を表現できて私は好きなんです。評価はおまかせしますが、部分的に録り直すことで私でも一応形にはなっています、もっとレコーディング費用(時間)をかければ音程のミスも補っていけるでしょう。ですが一曲を通して歌うとなかなかこのようにはいかないわけなのです。

 このピッチ修正についてはどうしても弊害も生み出してしまうのが悩みの種です、それについて書かれたページがありますので、こちらも読んでみてください。

  『音程がピッタリ合いすぎている最近の歌に違和感を感じませんか?』



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生歌とCD音源とは別物と考える

 また、プロはマイクなどの機材も高級高性能のものを使っていることが多いため、そういう面でも一般の方が歌う環境とは差があります。私たちが普段聴く音源はこうして様々な努力があって作られているので、原曲キーで同じように歌うことにはこだわらないでください、レコーディングは生歌とは別物です。消費者に失礼のないよう、最高の商品を作ろうとした結果があの歌声なんです。



 ライブを直接かDVDで観て「なんだかCDで聴くほど迫力がないな」と思ったことがあると思いますが、シンガー本人も1ステージを歌いきるため、翌日か数日後のライブに備えるためキーを下げたり声量を抑えて歌っています。もちろんライブだと音程を外すこともあります。なので研究をする際はスタジオ録音したものだけでなくライブでの音源も研究してみてください、また新たな魅力や工夫を発見できるでしょう。

 録音したら思った以上にピッチが外れたり上ずっててがっかりするのはあなただけではありません、私だけでもありません。私自身、原曲キーに挑戦するのが好きなのでそれにこだわるのもわかりますが、人前で歌うときは無理のないキーに下げて歌っています。そして何より、研究熱心は結構なのですが自分が「できないこと」に対して神経質にならないようにしましょう、悪い部分を見てたら私などは自分の歌が聴けません、これでネットにアップして本まで書いてるんですからね。あなたもちゃんとレコーディングすれば思った以上にうまく録れるはずです、楽しんでいきましょう。






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