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歌がうまくなるとはなんだろう2

うまいけどショボい声について考える



参照:歌がうまくなるとはなんだろう1(自作)

参照:本気で上達したい方へ送る5つのポイントとは?


 ではここからは「うまいけどショボい声」を紹介していきましょう。ここでショボい声というのは「エネルギーに乏しい声」という意味で使っていきます、あまりいい言葉ではありませんがこちらの意図としては「ショボい」という語感は適格かと思うのです。

 まぁ最高の声と比べての話ではありますけどね。


 あえて実力派のシンガーを扱うため名前をみた瞬間信じられないかもしれませんが、説明も一度読んでみてほしいと思います。

 でも「馬鹿な意見だな」と思ったら無視して構いません。私が間違ってることだってあるのです。

 意見を明確にするため悪い言い方もしていきますがすべて「それで稼いでるプロ」の歌声なので、ここでは「悪く書かれる方が悪い」というスタンスでいきます。

決して中傷のためではなく必要以上に悪く言うつもりはありませんが、ファンの方はごめんね。

 ついでに、ユーチューブでは歌フェチの変態を増やそうというチャンネルをやっています。よろしくね。






 まずは日本の本格派として評価されているMISIAさんです。前回のページを読んだ方は気付くと思いますが、あちらの歌もんを聴いたあとだと声のエネルギーに乏しくボンヤリした印象です。

 言うまでもなく音域の広さとテクニックに関してはピカイチで、それについては反論のしにくいシンガーです。


 しかしこのテクニック、つまりビブラートや声の太さ、距離感を調節する能力ですが、これは声のトーンにエネルギーを使わない代わりに間に合わせで使っているように思えてしまいます。

もっといえば、テクニックを強調するために声にエネルギーを使わないのではないか。


 というのも、前回のエネルギーのある声というのは声の輪郭が捉えづらいという特徴があります、声に広がりがあるからボワっとしてハッキリしない印象なんですね。


 なので声がダイナミックな分細かい変化は伝わりづらいことになります。これを嫌った可能性もあるわけです。


 でも途中に入るファルセットやフリップ(しゃくり)などを聴くと、それはエネルギーのない「ただ抜けた声」になってしまっているのがわかるんですよね。

 その部分をもっと整数次倍音の多い、輝くようなファルセットにするだけでも大分違うと思うのです。


 歌声のなにを重視するかはその人の趣味ですが、わかりやすいテクニックばかりを重視して声のパワーをおろそかにする…私としてはその歌声は「ショボい」という印象を持たざるを得ないわけです。


 また、MISIAさんはサビで力を込めるとピッチが下がるクセがあり、そこが私には窮屈なのです。なんかぐにっと丸っこい印象。でも意図的にベンドさせてるのでしょうし、それによって歌詞がリスナーに伝わるのでここは好みなのかな。


 まぁライブに関してはノドや機材のコンディション、ツアー日程の都合など要因も様々で、おまけに彼女の曲は音域がやたら広いので体力の限度があるのは理解しています。

 しかしスタジオ録音の時点で声がショボいのはもはや言い逃れはできないのではないかなと考えています。


 相当に売れたシンガーですので彼女の評価は揺るぎないものだと思いますが、私自身の評価としてはあまり高くはないのが本音です。

 あ、でも、日本のR&Bブームを引っ張っていったその功績に関しては賛辞を惜しみません。宇多田ヒカルさんやMISIAさんの活躍でミュージックシーンが様変わりしたのはとてもおもしろいことでした。


追記 2018.12.31

 というのも昔の話、みなさんレコード大賞2018はご覧でしょうか?MISIAさんが歌唱賞を獲ったのですが、ここではピッチ、トーン共に集中した歌声。近年の深刻なトーンと力強さは聴いていてジーンときてしまいます。

 もう独自のスタイルを昇華していますね、私の目が曇っておりました。


 最優秀歌唱賞に恥じない見事な歌声、やったねMISIAさん!







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 次は男性の実力派シンガーである佐藤竹善さんです。高い音から低いとこまでニュアンスが変わらず、安定して落ち着いた印象の竹善さん。気の抜けた部分がなく、同じように歌えと言われてもなかなかできるものではありません。

 私自身も竹善さんの歌は結構好きで、カバーアルバム『ウタヂカラ』やザ・ピローズのカバー曲に『らいおんハート』のカバーまで色々チェックしてます。


 でもまとまった歌声は見事ですが、声のエネルギーはどうかと考えると…ショボい。あちこちで歌のうまいシンガーとして名前がでるので、実際調べてみて肩透かしだった人も多いのではないでしょうか。私はそうでした。


 竹善さんは言葉の聴き取りやすさやまとまったニュアンスを大事にしたいのだと思いますが、声のエネルギーがない上にカバー曲などは基本的にキーを低く設定するため、好きではあるけど感動がないのです。


 キーが高ければいいものではありませんが、下げるなら下げるでそこに声の広がりや価値がないとどうもかゆい所に手が届かない印象なんですね。声が平坦でピッチが届いてないように聴こえてしまう。



 具体的に言えば、もっと整数次倍音の多い心地良い歌声にしたり、スモーキーで深刻そうな印象の声にしてもいいんじゃないかと思ったわけです。その方がエネルギーのある、曲にフィットする声になるんじゃないかと。


 まぁ余計なお世話なんですけど、今の声だとどうも曲にマッチしない「うさんくさい」歌のように思ってしまうのですね。もっともっとうまくなれる人じゃないかなぁと思います。


 業界でも他のシンガーからも竹善さんの評価は絶大で、彼の能力と音楽観に間違いはないのでしょう。しかし私の評価としてはどうもイマイチだなぁというところ、竹善さんと大分価値観が違うのかも知れませんね。




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 スキマスイッチの大橋卓弥さんです。スキマスイッチの『全力少年』は私もカラオケでよく歌います。『奏』も最高。でも彼の歌、個性的なのは良いのですがどうも効率が良くないんじゃないかなと思います。声質は軽いのにmidFやmidGのキーが上がり切らず、丸っこい印象。


 もちろん、上の曲では情感を出すため効率は度外視なのでしょう、しかしラスサビなどで声がこもって抜けが悪くなるのは勿体ないなぁと思うのです。


 他の曲でも、複雑なメロディをリラックスした声で歌いきるのは実に見事なのですが、ファルセットを始め所々気が抜けてピッチが下がるのは気になっちゃう。完璧に歌えということではなく、元々リラックスしてるのにさらに抜けると「う、う~ん・・」となってしまうのです。


 これはこれで魅力があるのはわかるのですが、彼ももっともっと良い歌にできるんじゃないかなと思います。


(検索順位がえらい上がったので追記)

 ちなみに大橋さんの声が軽いのはリラックスしたニュアンスをもたせたいからであり、その親しみのあるスタイルにおいては唯一無二のシンガーです。このリラックス感と声の広がりを両立できる人は中々いないってわけ。


 この記事のせいで彼がシンガーとして過小評価されるのも不本意ですので、そのこと補足いたしますね。

 いや、こんなに検索されると思ってなくて。





 高校生の頃に「天才少女」と呼ばれその後電撃デビューした福原美穂さんです。まだ二十歳ごろの歌声にブーブー言うのもなんですが、例として使いやすいため取り上げます。


 福原さんの声は低音の成分が強く、一見パワフルに聴こえるのですが実際には低音に偏ってるだけで、エネルギー自体は特別多いわけではないと思います。


 かといって彼女は低音が得意であるために、これ以上エネルギーを増やすと低音ばかり増え重くなったり、ピッチが下がったりするのであとはファルセットっぽく抜いた声にするしかないわけです。


 「それっぽい声」なだけで、広がりがなくショボい。


 パワーがあるように思えますが倍音のバランスを変化させられないので一本調子で、あとは時おり声が弱くなるだけだからなんとなくダラダラ歌ってる印象になってしまうんですね。


 場面によってもっと息やノイズを増やしたり高い音の成分を増やしたりできれば表現力も変わってくるはずですが、ここからいつまで経ってもそうした能力は身に付かなかったようです。二十歳としては天才でした。


 彼女の歌声になんとなく納得できない方は私の言うことも頷けるのではないでしょうか。もっと良くなれるシンガーです。


 ゴスペル出身の歌もんでしたが上記の問題がクリアできず、R&Bではなくロックにシフトするという戦略の変更がありました。このことからも、そうしたことを教えてくれる先生が業界にいないのかなと考えちゃいます。


 もしくは強みをどこまでも伸ばすつもりだったんでしょうかね。


 結構売れたシンガーですのでこれで良かったのかも知れませんが、私としては惜しい逸材だなぁと思ってしまいます。


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 はい、以上が「うまいけどショボい声」のシンガーでした。あくまで最高のシンガーたちと比べてショボいわけですが、逆に言えば彼らはこのままでは最高にはなり得ないわけです。


 ちなみにピッチの重要性に関してはこちらで解説しています。
関連:ピッチを外しちゃイカンのか?


 重要なのは、彼らがこのままうまくなればエネルギーのある声になるわけではなく、そういう声を出そうと思わなければ永遠にこのままだということ。


 たんにショボいシンガーはいくらでもいるのですが、そうではなく世の中には「うまいのになぜかショボい歌声」もあるのだと知ってほしかったのです。



 内容的に辛口のコメントもしましたが彼らはすでに成功したシンガーたちで、何よりみんな私よりも歌がうまいのでここで何を書いたって特に被害はないでしょう。


 日本人ばかりになったのは単純に探すのが楽だからで、他意はありません。他言語圏で好きでもないシンガーを探すのって面倒なのです。



 それと一応補足しますが、私はいろんなスタンスのシンガーがいるべきだと考えているので、彼らに消えてなくなってほしいわけではありません。

 「エネルギーのある声は暑苦しくてイヤ」という人もいるでしょう。なので中には私の言い分を下らないと思う人もいるかもしれませんが、せっかくの趣味ですからいろいろ考えて楽しんでいきましょう。

 参考までに、『LEMON』歌ってみた。



 さて、歌がうまいってどういうことだろう?それが今回のテーマでした。みなさんはこの記事を読んでどう思ったでしょうか?これに関しては私もずっと模索中なのです。

 ここでは「声」に的を絞って書いていきましたが、今回書いたようにエネルギーのある声に「すごい!」と感動するのも良い歌の一面かと思います。


 その上で、私は声のエネルギーというのを歌のうまさの尺度として採用するのも良いなと思うのです。まぁそのルールに捕らわれてもいけないんですけど、尺度があるとそれに沿って感覚も磨かれるため、歌の研究は楽しくなると思います。

 あとは尺度自体をより良くするために「歌がうまいってどういうことだ?」と、また考えてみるわけです。


 堂々巡りがいつまでも続く問いですが、あっさり答えがでてもそれはそれで楽しくないですよね。せっかくの趣味ですから、みなさんも「何が良い歌なのか?」とか「自分にとって最高のシンガーは誰か?」「それはなぜか?」みたいなことで遊んでみてくださいね。

 では~。






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