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人気芸人は倍音も超優秀!

お笑いコンビは倍音コンビ!?







 こんにちは、北区ボーカル研究会です。今回もよろしくお願いします。


 さて、声の研究をしていると歌手だけでなくお笑い芸人というのもおもしろい対象になります。というのも売れている芸人さんはやはり声にもエネルギーがあり、見事な倍音をもっているからです。


 また、コンビ芸人の場合ほとんどのコンビが整数次倍音と非整数次倍音、つまりマジメ声とガナリ声で組まれていてその役割や対称性は学ぶところが多いのです。


 マジメ声というのは声が良く通りハッキリした印象で、ガナリ声はガラガラして感情的な印象を与える声です。コンビによってどちらがボケなのかは違いますが、ボケがマジメ声かガナリ声でネタの役割が変わってくるんですね。


 今回はそんな芸人と倍音の世界を紹介しようかと思います。声ってその印象から関係性が見えてくるからおもしろいんですよね。この記事でそのおもしろさを伝えられたら幸いです。


倍音に関してはこちらでも解説しています。
倍音の歌手まとめ


 「文章はかったるい」という人のために動画も上げています。よろしくね。(※音が出ます)





最初にまとめ

 ・人気コンビはマジメ声・ガナリ声が対照的

 ・マジメ声のボケは真顔で暴走するネタ

 ・ガナリ声のボケは文句を言ったりボヤいたり

 ・二人とも同じ声質のコンビはない

 ・売れてる芸人は声だけでも一流



ブラックマヨネーズ




 まずはブラックマヨネーズ。私M-1のころからこのコンビ好きなんですよね、比喩やシチュエーションがどんどんおかしくなっていくのが好きです。倍音では


マジメ声:ツッコミ

ガナリ声:ボケ



という構成になっています。不満に対してやいやい文句を言うボケは感情的な印象を与え、それに対してツッコミはマジメな正論で合いの手を入れていきます。


 ボケがガナリ声の場合、ガラが悪い感じで文句を言っていくネタが多い気がします。対してマジメ声はシリアスな声なのでツッコミはキツく見えてしまうんですね。


 ツッコミの小杉さんはかなり鋭いマジメ声なのでキレの良さが際立ちます。仮に同じネタを他のコンビにやらせてもこれだけキレのあるネタにはならないんだろうなと思います。


 逆にボケの吉田さんはガラガラしたガナリ声でいちゃもんをつけることでコミカルで諦めの悪い感じがおもしろいんですね。


 声だけ聴いてもこの二人はほんとに凄いなと思います。なんでこんな優秀な二人がコンビになったのか、コンビ組んでから声が鍛えられたのかどっちなんでしょうかね。

サンドウィッチマン




 好感度抜群のサンドウィッチマン。東北の復興のため数億円規模の寄付をしているのはほんとに立派ですね。


 倍音は

マジメ声:ボケ

ガナリ声:ツッコミ



となっています。ボケがマジメ声の場合、真顔でおかしなことを言いだす暴走ネタになることが多いです。浮世離れしたボケをガナリ声のツッコミが現実に引き戻す感じです。


 ネタが先か声が先かはわかりませんが、サンドのネタは空気の読めないマジメ声が真顔で失礼なことをやらかすもの。こうしたネタにはボケ富澤さんの声質は実にマッチしますね。


 マジメ声って英雄的な印象を与える代わりに感情が希薄で、どこか薄情な印象も併せ持つのでコンビ両方がマジメ声だとお客さんはついていけないのです。


 なのでダウンタウンにせよサンドウィッチマンにせよ、ガナリ声のツッコミの方が親身なイメージでマジメ声のボケは孤高の天才というイメージができあがっちゃうんですね。


 サンドウィッチマンも好感度はツッコミ伊達さんの方が上になっています。どっちも寄付はしてるのにイメージの差でこうなっちゃうわけです。


 でも声って本人が作り上げるものですから、マジメ声って元々があまり人を近づけたくない人の処世術なのかも知れません。ナインティナイン岡村さんもダウンタウン松本さんも一人が好きな印象ですしね。

爆笑問題




マジメ声:ツッコミ

ガナリ声:ボケ



 爆笑問題はガナリ声のボケが時事ネタなどをボヤくブラックジョークが特徴です。その声の印象から意地は悪いけどどこかコミカルで、批判ネタも本気なのかジョークなのかわかりません。


 たとえばマジメ声でこの批判ネタをしたらどうなるか?おそらく政治などを鋭く批判するジャーナリストか、間違いを指摘する弁護士みたいになってしまうでしょう。つまりキツすぎて冗談にならない。


 ビートたけしさんもそうですがガナリ声の悪口ってどこか愛嬌があってまだ許せます。しかしマジメ声の悪口って冗談に聞こえなくて「そんなに怒んなよ・・」という風になっちゃうんですね。


 ツッコミがマジメ声でボケの悪口を修正しますが、ここではボケがいけないことを言ってるのでマジメ声でビシっとツッコんだ方が収まりが良いわけです。


 もし両方ガナリ声で同じネタをやったらおじさんの悪口会議みたいで漫才にならないんじゃないかなと思います。ツッコミ田中さんが腕を上げた途端コンビがブレイクしだしたのもそこなんでしょうね。


 ベテラン芸人なのに漫才を続けてくれるのが嬉しいコンビです。芸として究めていってくれる芸人さんがもっと増えてくれると良いのになぁ。

ラーメンズ




 このコンビはネタによってボケ・ツッコミが入れ替わるので役割は決まっていません。しかしマジメ声の小林賢太郎さんがボケの時は真顔の暴走ネタ、ガナリ声の片桐仁さんがボケの時はうっとおしい変人ネタと、いくらか傾向があります。


 ガナリ声って温かみがある分、粘着質なイメージにもなるので駄々をこねたりすると様になったりします。プロ駄々っ子です。


 小林賢太郎さんのマジメ声はかなり通りが良く強い声なのでナルシストな役やマジメなバカを演じるとほんとにキレが良いのです。この二人がコンビを組んだのもやはり奇跡ですね。出会いは多摩美術大学だそうです。


 コンビ活動は2009年が最後となっており、近年では舞台演劇や制作を行っています。その劇の中で当然他の共演者がいるのですが、ラーメンズの二人は役者と比べても断トツで声が強く存在感があります。


 声だけ取っても相当なハイレベルな二人です。でも他の芸人さんに比べて無欲で押しが弱いのもなんとなく伝わっちゃうんですよね。多摩美術大学の出なのでやはりアーティスト気質なんでしょう、競争よりも創造が大事。


 私は以前、友達に進められてラーメンズにハマって再活動を待っていたのですが、もうどちらも自分の舞台や制作を展開し事務所も別になってしまいました。


 ちょっと残念ではありますが各々元気に活動して、良い人生を送ってくれればなと思っています。

main

 というわけで「人気芸人は倍音も超優秀!」でした。


 人気芸人を見ていると笑いの世界でもいかに声が重要で、また彼らが本気でそれに取り組んでいるのかがわかります。売れない芸人と声だけ比べてもそこは雲泥の差なのです。


 今回は私の好きな芸人を並べたのですが他にもダウンタウン、ナインティナイン、とんねるず、ウッチャンナンチャン等々、倍音の強さや特徴に関しては共通するのがわかるかと思います。


 人の活動ではどうしても声の印象というのが影響を与えるので、それらを色々観察してみるとおもしろいのです。みなさんも是非、人の声のおもしろさを楽しんで欲しいなと思います。


 それでは~。



まとめ

 ・人気コンビはマジメ声・ガナリ声が対照的

 ・マジメ声のボケは真顔で暴走するネタ

 ・ガナリ声のボケは文句を言ったりボヤいたり

 ・二人とも同じ声質のコンビはない

 ・売れてる芸人は声だけでも一流





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