■歌好きな視力障害者の方へ
本ホームページは文字の大きさが12ポイントを基準としています。本ホームページが見づらい場合には、メニューバーの「表示」から「文字のサイズ」を選び拡大してください。出来るだけ音声ブラウザに配慮したホームページになっていますが、至らない部分はご指摘くださいませ。

■四肢障害のシンガーの方へ
当ホームページは、Tabキー・方向キーおよびEnterキーで項目を選択できます。メールフォームによるご注文やお問い合わせが大変な場合はお電話にてお問い合わせください。

新作:人気芸人は倍音も超優秀!


新作:プロと素人の歌声は何が違うのか


新作:歌がうまくなるためのガイドライン


新作:家で効率よく上達させる2つの方法


新作:歌を楽しく上達させる3つの心得


新作:生まれついての声質という才能


新作:叫んで歌うことの大切さ


新作:歌う以前のノドの才能について


ロックの倍音、R&Bの倍音ってどういうの?



参照:ヘルツ&ビューティー

参照:マッスルボイス部


 こんにちわ、北区ボーカル研究会です。今回もよろしくお願いいたします。


 前回「倍音の歌手まとめ」では倍音の種類を整数次倍音・非整数次倍音・純音っぽい音の3種類に分け説明しました。

倍音グラフ

グラフはプレジデントオンラインから
http://president.jp/articles/-/9284?page=2

 シンプルな分け方で好評いただいてるのですが、あれもあくまで分け方の一つとして捉えてもらえればと思います。音ってその構成する要素が複雑すぎるんですよね。


 そこで、次は倍音をまた違った切り口で編集していこうと思います。今回は倍音のどの帯域が強いとどういう声質になるのか、それを歌手を例にして考えていきましょう。


 ロックっぽい声、R&Bっぽい声、クラシックっぽい声。それらは音楽の狙いや伴奏との兼ね合いから適切な倍音が選ばれていったことがわかると思います。


 これも中々おもしろいのでぜひご覧になってください。


 ただ、それぞれの歌手のグラフを用意できないため、下のグラフを基準にどの部分が強いのかを説明していきます。画像と文章からそのイメージをもっていただければと思います。

整数グラフ


ロックシンガーの特徴

 800ヘルツ周辺が強い歌声!
整数グラフ



桜井和寿さん(ミスターチルドレン)


 まずはロックシンガーの地声感が強い倍音を考えましょう。これは周波数800ヘルツあたりの帯域が強く、メロディを強調するパワーのある声になります。


 たとえばhiAが440ヘルツとすると880ヘルツは2倍音。このあたりの倍音が地声っぽい鳴りを感じさせる帯域になるようです。濃くてタフな歌声になり個性が強調されます。


 楽器の音作りをする人はわかると思いますが、ギターやベースがここを上げるとボーカルとぶつかってしまう帯域。つまりロックバンドでボーカルをやるならこの帯域が強くないといけないんですね。


 ロックシンガーがこうした声質なのはバンドの音でメロディが埋もれないためでもあるんです。そのためには、時に叫ぶように力強く歌わなければリスナーには届きません。


 だからいつもミックスボイスが正しいわけでもないわけ。


 女性としてはちょっと低めなので中島みゆきさんや加藤登紀子さんのような、低めで地声っぽい歌手が得意とする帯域かと思います。


中島みゆきさん

R&Bシンガーの特徴

 1200ヘルツ周辺が強い歌声!800ヘルツは弱め。
整数グラフ



平井 堅さん


 ジャンル的にR&Bって書いちゃいましたが、つまりは優しくやわらかなミックスボイスで歌うシンガーです。帯域としては1200ヘルツあたりかと思います。


 で、この声質はロックシンガーに比べて地声の800ヘルツが弱いことも特徴です。それと1200ヘルツが強いことの相乗でウラ声と地声が混ざりあったような音色になるんですね。


 つまり800ヘルツ帯域と1200ヘルツ帯域のバランスを取らなければならず、やはり声の扱いがうまくないときれいにならない声質です。実力派が多いのも納得。


 ただ、地声感がなくメロディが埋もれやすいためロックバンドには向かないわけです。やはりジャズ・R&Bやきれいめのエレクトロニカに合う声。


 女性で言えばUruさんや手嶌葵さんのような、控え目に聴こえる歌手じゃないかと思います。でもUruさんは最近ロックサウンドで歌うようになってきて地声感が強くなっちゃっています。


 個人的には前の歌声が好きかな。


Uruさん



こちらもオススメ

新作:プロと素人の歌声は何が違うのか


新作:歌がうまくなるためのガイドライン


関連:歌がうまくなるとはなんだろう



メタルシンガーの特徴

 2000ヘルツ周辺が強い歌声!
整数グラフ



スティーヴン・タイラーさん(エアロスミス)


 続いて2000ヘルツ周辺が強い声。hiAが440ヘルツなのでその5倍にもなる帯域で、金属音のようなギンギラギンなのです。日本ではB'z稲葉さんやワンオクTakaさんもこんな感じですが、上の動画の方が特徴がわかると思います。


 これまでの声に比べてはしたないまでに派手な声で、これだけ高い倍音だとハードなロック・メタルサウンドの中でも声が抜けてきます。


 逆に言えばこれだけ出ないとメタルボーカルはつとまらず、やっぱり歌って肉体労働だよなぁと思います。


 女性は基音自体が高いのでもうちょっと落ち着いた声ですが、やはり激しい印象になるのは同じです。こちらはSuperflyのようなロックボーカルを挙げておきましょう、あとは椎名林檎さんとか。聴いてて元気になるね。


越智志保さん(Superfly)

ソプラノシンガーの特徴

 その倍音はなんと6000ヘルツ以上!
整数グラフ



サラ・ブライトマンさん


 最後は若干特殊。6000~8000ヘルツくらいのチョー高い倍音をもったシンガーです。この帯域はもうメロディとして聴くことができず、声が濃くなるというよりホワーっとした音波みたいに聴こえます。


 クラシック音楽ではオーケストラと一緒に歌うことを想定したため、楽器の音をはるかに超える倍音が必要とされていました。それにマイクもなかったので声量も必要です。


 そうして西洋の声楽家は超人的な倍音発声法を作り上げ、それを伝統にしていったのですね。日本では声として馴染みのない倍音のため前回「倍音の歌手まとめ」では純音っぽい音として分類しました。


 日本の歌手では堀澤麻衣子さんがここに入ると思います、彼女も天才ですがこの国だとリスナーの好みとマッチせず、持て余してしまうのが残念。実際、倍音が高すぎて私も長く聴けないのが本音です。


 声楽は詳しくないので他にもいるかも知れません。今回は周波数での分類なので男性歌手は挙げないでおこうと思います。


堀澤麻衣子さん

main

 はい、以上「倍音歌手の特徴をまとめてみた」でした。


 歌が好きだとシンガーの声をそれ単体で捉えてしまいますが、それらはそのサウンドとの兼ね合いで出来上がったとも言えるのです。


 たとえば天才として名高い玉置浩二さんもメタルサウンドの中では声が埋もれますし、B'z稲葉さんがジャズバンドの中にいたらちょっとうるさいわけです。


 声だけでもその要素は複雑なのに、音を組み合わせた音楽となるとさらに複雑な兼ね合いがあり、それがまたおもしろいんですよね。


 私は精密な機器をもってるわけではないので科学的な根拠は弱いのですが、まぁザックリと楽しんでいただけたらと思い、記事を作成いたしました。


 興味があれば前作「倍音の歌手まとめ」もご覧くださいね。それでは~。



 この記事はこんな人が書きました。『海の幽霊』や『LEMON』『マリーゴールド』歌ってみた。






新作:人気芸人は倍音も超優秀!


新作:プロと素人の歌声は何が違うのか


新作:歌がうまくなるためのガイドライン


新作:家で効率よく上達させる2つの方法


新作:歌を楽しく上達させる3つの心得


新作:生まれついての声質という才能


新作:叫んで歌うことの大切さ


新作:セリーヌ・ディオンについて


新作:歌う以前のノドの才能について


新作:歌うま動画まとめてみた!


関連:歌がうまくなるとはなんだろう


関連:星野源さんの声について


関連:身長と歌声の慎重なカンケイ


北区ボーカル研究会トップページへ